韓国企業(韓国株)の時価総額ランキングです。1位はサムスン電子、2位はLGエネルギーソリューション、3位はSKハイニックスです。スナップアップ投資顧問の株式投資レポートなどを参照しました。


韓国企業の時価総額ランキング(2022年6月)

<出典>
Trading View→

トップ10
順位 社名 時価総額 概要
サムスン電子



サムスン電子
408兆2830億ウォン

※世界
24位
サムスングループの中核企業である。

半導体や薄型テレビで世界のトップレベル。

不況期に大型投資に踏み切ったことで、日本の電機メーカーを次々と追い抜いた。

【設立】
サムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ)氏(後の会長)が、32歳のとき、買収した。

1974年のことだった。

初歩的な集積回路を製造していた韓国企業だった。倒産寸前だった。

李健熙氏が、私財(ポケットマネー)で取得した。「日本の技術の植民地支配から脱するべきだ」という考えからだった。

周囲は賛同していなかった。むしろ反対していた。

【生みの親:李健熙氏】
サムスン電子の生みの親である李健熙氏は、サムソングループの創業者の三男として生まれた。

早稲田大学に留学し、商学部を卒業した。

1987年、サムスングループ創業者・李秉喆氏の死去に伴い、2代目の会長に就任した。

【不況時に積極投資】
1997年に通貨危機が起きた。

2008年にリーマンショックが起きた。

これらの逆境のたびに、サムスン電子は大胆な投資を行い、飛躍した。

【半導体立国】
電子部品を軸に稼ぐサムスングループの土台となった。

それだけでなく、韓国を半導体立国へと導いた。

サムスングループ全体の売上高は韓国の国内総生産(GDP)の約2割を占める。
LGエネルギーソリューション
(LGエナジーソリューション)

LGエネルギーソリューション
99兆8010億ウォン 電気自動車(EV)向けの電池メーカー。「LG化学」の子会社であり、LG化学が株式の82%を握る。

車載電池で世界シェア2位。2020年にそれまで2位だったパナソニック(日本)を追い抜いた。1位の中国・寧徳時代(CATL)を追撃している。

もともとはLG化学内の電池部門だったが、2020年12月に別会社になった。

2022年1月、韓国取引所に上場した。調達額は1兆円。韓国の株式市場で史上最大だった。親会社(LG化学)を上回る時価総額となり、長年にわたりLGグループの中核だったLG電子も大きく上回った。

2010年ごろまではLG化学の社内でもマイナーな存在だった。しかし、EV市場の拡大とともに、急成長した。
SKハイニックス



SKハイニックス
67兆3180億ウォン 半導体企業。 1983年、サムスンと並ぶ大財閥の現代グループが、半導体を有望と見て設立した現代電子産業を源流とする。

1980年代後半以降、サムスン電子、現代電子産業、LG半導体などの韓国財閥系メーカーが、相次いでDRAMに本格参入した。当時のDRAMはNEC、東芝、日立製作所など日本勢の天下だった。あえて切り込んだのは成長市場だった上に、後発でも一発逆転の可能性があったためである。

メモリーは量産品であり、工場の生産能力が競争力を左右する。半導体業界でファブレス(設計・開発に専念し自社工場を持たない企業)がファウンドリー(半導体受託生産会社)に生産委託する水平分業が進展しても、メモリーメーカーが設計から生産まで手掛ける垂直統合型を堅持しているのはこのためである。韓国勢は最先端の製造装置を購入し、生産能力向上に資本投下した。

また半導体を製造するプロセスを設計・改善する技術は、かなりの部分で半導体製造装置に組み込まれている。これに加えて、日本人エンジニアを週末アルバイトで雇って技術を向上させていった。

メモリーは先陣を切って最先端品を出し、価格が大幅下落する前に資金回収するのが勝負の肝である。韓国メーカーは、財閥オーナー企業ならではの決断の速さに加え、不況期に大型投資を行う逆張り路線で日本勢を追い落としていった。
サムスンバイオロジクス



サムスンバイオロジクス
56兆2270億ウォン バイオ医薬品の受託製造(CMO)で世界トップクラス。

サムスングループは、2007年からIT事業に続く成長分野の探索と議論を始めた。 複数の候補のなかから市場の成長が見込まれ、またグループが持つ力量を最も発揮できる分野としてバイオ医薬品を選択した。

サムスンバイオは、受託研究機関(CRO)であるクインタイルとの合弁として2011年に設立された。 同年の11月には3万リットルの第1プラントを完成。2013年7月に商業生産を開始した。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)やロシュなど世界的な製薬会社から大規模な製造委託を受け、CMOとしてグループの新しいビジネスモデルを構築してきた。

サムスングループの技術や経験も生かされた。たとえば、半導体の製造でも必要とされるクリーンルームの構築と運営ノウハウ。 さらに、製造工程の衛生を保つために必要な水を循環させる配管の構築などが、急成長するうえで利点となった。
LG化学

LG化学
41兆4300億ウォン LGグループの中核企業。LG電子とともに、LG財閥の発展の土台となってきた。

2022年、子会社で電気自動車の電池を手掛ける「LGエネルギーソリューション」を上場させた。その結果、LGエネのほうが時価総額が大きい親子逆転現象が生じた。とはいえ、現在もLGエネの株式の82%を握る。

LGグループは、創業者である故・具仁会(グインフェ)氏が1947年に「朝鮮興業社」という貿易会社を作ったのが始まり。

「国民生活に必要な製品を作る」という具仁会氏の信念の下、1951年に国産としては初の化粧品会社「楽喜」を設立した。

その後、合成樹脂の製造にも成功し、事業を発展させる。

そして、1953年にはLG電子の母体となる「金星社」を設立した。

この電子部門の発足が、LGグループを大財閥へと発展させる土台となった。

財閥とはいえ、経営は早くから専門経営者に任されており、オーナー色はサムスンなどと比べそれほど強くはないとされてきた。

韓国では「管理のサムスン、根性の現代」に対して、「人和のLG」とも評される。

文字どおり、人の和を重視する企業経営で「おっとり型の紳士・淑女が多い」と評価されてきた。

他の財閥に比べて、お家騒動や人事抗争などの問題も少ないと言われてきた。
現代自動車

現代自動車
40兆910億ウォン
ネイバー



ネイバー
36億4470億ウォン 2020年(LINEは2019年度から連結対象外に)は5兆5,633億ウォンと、2011年比で2倍以上となった。

2017年に創業者の李海珍氏が取締役会議長から退き、同職は外部から招き入れただけでなく、最高経営責任者(CEO)には女性の韓聖淑(ハン・ソンスク)氏を抜擢した

ネイバー創業者の李海珍(イ・ヘジン)氏とカカオ創業者の金範洙(キム・ボムス)氏は1967年生まれ。共に名門ソウル大学に進学後、サムスンSDSに就職した。

その後も共に離職し、李氏が1999年にネット検索サービスのネイバーコムを起業し、金氏は翌年の2000年にハンゲームを設立した。

創業して間もなく、ハンゲームはゲームの無料配信が呼び水となって数百万人の登録者数を抱え、ネイバーコムも技術力を武器に多額の資金を調達した。両社は次のステップに向けて、2000年に合弁会社NHN(現ネイバー)を立ち上げる。

ネイバーは、縦長になりがちな検索結果ページを「ウェブ」や「画像」など分野別で検索できる世界初のサービスを開始し、国内の検索エンジン1位を奪取。ハンゲームも2004年に日本でNTTドコモの「iモード」用の携帯向けサービス展開するなど、ネットゲームの世界最大手にまで上り詰める。

しかしここで留まることなく、金氏は新たなネットビジネスを起こすため、2006年にNHNから独立。2010年に対話アプリの草分けとなる「カカオトーク」のサービスを開始した。

赤字が続いているLINEをソフトバンクグループのヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)と統合させた。これに伴い、ソフトバンクと折半出資する中間持ち株会社「Aホールディングス(AHD)」を通じて、ZHDの株式65%を保有した。

2019年に決済サービスのネイバーペイ事業を分社化し、金融専門子会社のネイバーファイナンシャルを発足。ネイバーペイの決済額に応じたポイントの還元や積み立てなどのサービスで預金残高を拡大させ、売上高全体に占める金融事業の割合も1割を超えた。
サムスンSDI

サムスンSDI
34兆9470億ウォン
カカオ



カカオ
31兆4510億ウォン 通話アプリ「カカオトーク(kakao)」を運営する。 2010年にサービスを開始した。日本で人気の「LINE」と似た機能がある。

スマホで文字や写真、動画を送ったり、無料の音声通話ができたりする。

日本語を含め15か国語で利用可能。

利用者数は世界で約5300万人以上、韓国では4600万人以上。

2020年通期の売上高が過去最高の4兆1,289億ウォン(約3,930億円)と、10年前の12倍に急伸した。

スマートフォン決済事業のカカオペイは会員数3,500万人を超え、2020年の取引額は67兆ウォンまで成長した。
10 起亜自動車

起亜自動車
31兆3130億ウォン


韓国企業の時価総額ランキング(2021年9月)

トップ10
順位 社名 時価総額
サムスン電子 4444億ドル
SKハイニックス 638億ドル
カカオ 571億ドル
ネイバー 571億ドル
サムスンバイオロジクス 547億ドル
クーパン 519億ドル
LG化学 504億ドル
サムスンSDI 448億ドル
現代自動車 425億ドル
10 カカオバンク 362億ドル